脱サラの前に確認したい失敗回避3つのポイント

脱サラ 起業

未来が見えない、将来どうなってしまうのか、このままでいいのか・・・?!

「脱サラ」を考えているあなたなら、こんな考えが頭をよぎって自分で起業したり独立したりということを考え始めたのではないでしょうか。

・給料は上がらない、ボーナスもでない

・組織の一部で働き続けるのに意味があるのか

・今の自分だったら、起業した方がもっと稼げるんじゃないか

・自分の思い通りに仕事をして、自由を手にしたい

いろいろな思いが交錯する中、ついに脱サラを決意し独立・起業をするなら

「こんなはずじゃなかった!」

と、あなたが後悔しないために覚えておきたい3つのポイントをご紹介します。

 



 

①会社の看板で仕事をしていませんか?

今の仕事の延長線上での独立・起業や、トップセールスマンが独立した後に「こんなはずじゃなかった・・・」と 陥りやすいのがコレ。

独立する前に仕入れ先にも、顧客にも根回しをして

「○○さんだったら応援するよ!」

と言ってくれていたのに いざ独立してみたら手のひらを返したように仕入れ先も販売先の顧客も取引してくれない!

稟議が通らなくって・・・やっぱり新規は・・・など、結局取引ができないなんて言うケースは多くあります。

特に大手企業や業界内の有力企業で務めていた場合は、自分の実力以上に「会社の看板」=ブランド力が 大きく影響していたのに気が付かず、独立した時に今までの会社の存在の大きさに気づかされるなんてことも少なくありません。

独立したものの、仕入れができない、販売先もないなんてことにならないために以下のポイントに注意してみましょう。

 

1.自分の実力を精査する

今の会社の名刺(ブランド力)がなくても同じだけのパフォーマンスが発揮できるか。

あんなに接待してくれたのに会社を辞めたとたんに会ってもくれない・・・という話しはよくあります。残念ながらこれは自分を大切にしてたのではなく務めていた会社を大切にしていたということです。

ここは冷静に自分の実力を精査し、裸一貫でどれだけの収益を上げることができるか考えてみることが大切です。

 

2.仕入れ先、販売顧客はどの層を相手にしているのか

独立前に仕入れ先や販売顧客に根回しをするにしても、根回しをする相手が部長・課長クラスではあてになりません。

特に相手が大手企業の場合、稟議や決裁など新規の会社を阻むものが数多く存在します。経営陣クラスと直接約束を取り付けられない以上は「独立しても応援するよ!」などと、どんなにいいことを言われても期待は禁物!あてにならないと考えた方がいいでしょう。

※もちろん根回しをする際には勤め先にリークされないように注意が必要です!

 

②経費が思った以上にかかる?!

出張をはじめ取引先への訪問の際の交通費、何気なくプリントしているコピー代や携帯電話やFAXの通信費・・・etc.

今まで会社に経費を請求していたり、会社から支給されていたから気が付かなかったいろいろな経費や雑費が脱サラしたあなたに降りかかってきます。

「少なくとも○○万円の売り上げがあればサラリーマン時代の給料にはなるから・・・」

と、独立・起業前に算段していたら、実際には経費が意外と大きくて赤字に・・・なんてことも少なくありません。そんな経費倒れな状況にならないために、おススメなのは、

 

1.自宅兼事務所でスタート

オフィスや店舗を構えなければできないビジネスでなければ自宅兼事務所にするのがコスト的にも時間の有効活用の面でもおススメです。

どんなに狭くても不便な場所でも、オフィスを借りれば最初に敷金礼金でまとまった出費になってしまいますし、月々の家賃も発生してしまいます。

自宅兼事務所ならデスクやパソコン、オフィス家具などを買いそろえる必要もないので初期費用を抑えることができるのも大きなメリットになります。

 

2.電話やFAXはインターネットの力を借りる

FAX複合機やビジネスホンを導入していたらリース料やメンテナンス費用がバカになりません。

FAXはインターネットFAXにすれば月々固定費は1000円程度に抑えることができますし、出先でもスマホでFAXを確認できるというメリットもあります。

たとえばコレ↓ ↓ ↓

 

電話はSkypeなどのインターネット電話を用いれば、日本全国の固定電話へなら月々1000円以下でかけ放題と通信費を大きく削減することが可能になります。

 

③Time is Money!時間の感覚は大丈夫?

社長と会社員の時間に関する違いといえば、

 ・時間を切り売りしているか、そうではないか。

ということじゃないでしょうか。

会社員は極端な話をすれば決められた時間に会社に行っていれさえすれば毎月給料をもらうことができるといういわば“時間の切り売り”と言えなくもありません。

しかし、独立したての社長は朝9時にデスクに向かって夕方になったら終わりという今までのサラリーマンの感覚では役員報酬を得ることはできません。

また、寝る間を惜しんでビジネスに取り組んだからといって今月はたくさん売り上げが上がるといったものでもありません。

どんなに長時間働いても売り上げという結果が出なければお給料である役員報酬をもらうこともや会社にキャッシュを残すこともできません。

逆に言えばたとえ1分しか仕事をしなくても売り上げを作ることができれば決められた時間通りにデスクに向かって仕事をする必要もないといっても過言ではありません。

結果を残すために、時間という資源を効果的に使うことができるか、それが大切になってきます。

また、サラリーマン時代は夜遅くまで深酒をして翌朝は二日酔い、だるいから適当な取引先の名前をボードに書いて外出してサボって・・・なんてことをしていても月末にはお給料はもらえますが、社長になってもこんなことを続けていたら最高のパフォーマンスを発揮できず、ただ時間を浪費することになってしまいます。

オンタイムのパフォーマンスを高めるために健康管理や体調管理、そしてモチベーションのコントロールを しっかりすることもある意味「時間」を大切にするということにつながります。

自分に甘えはないか、自己管理をしっかりできているか?脱サラする前に厳しく自分を律することができているか確認しておきたいところです。

 

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◆まとめ
脱サラして「こんなはずじゃなかった」とならないための3つのポイントはいかがだったでしょうか。

これらのポイントをしっかりと抑えることができれば、初月から売り上げをあげて利益を残して行くことも十分可能です。

うまくスタートが切れれば、社長としてすべてを自分でコントロールし、それによって得られる結果はサラリーマン時代には味わうことがなかったような充実感や満足感を得ることができます。そしていろいろな意味で自由を感じることもできるはずです。

脱サラ・独立・起業。

勢いも大切ですが会社を飛び出した後に後悔しないためにも、自分自身を冷静に見つめてみる時間をとってみてはいかがでしょうか。

 

 

 

 

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