ブログで初心者が稼ぐための始め方AtoZ

はじめに

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「リスクなく稼げる」

これがブログの魅力と
言えるのではないでしょうか。

FXや株といった投資、
amazonの転売など稼ぐ方法は
いろいろとありますが、

どれも初期費用がかかりますし
赤字リスクだってありますよね。

 

それに対してブログであれば
大きな初期費用もかかりませんし

投資のように負けて赤字になる
なんてこともありません。

そしてブログは一度作れば
たとえばあなたが寝ている時でも
お風呂に入っていても

いつでも稼ぎ続けてくれるという
大きなメリットもあります。

そして何年も前に書いた記事でも
その記事がネット上に存在する限りは
稼ぎ続けてくれます。

※私も4年前や5年前に作った
ブログの記事からアフィリエイトの
報酬があがってくることが今でもあります。

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ブログやサイトは、

初期投資や維持費がほぼなく
赤字リスクもなく稼げる

作成した記事が資産となって
いつでも、いつまでも稼いでくれる

と、非常に効率よく稼いでくれるので
私はブログのおかげで中古ですが
1000万のフェラーリ製エンジン搭載の
マセラティを買えましたし、

この手のクルマは買った後の
維持費が大変なんて言いますけど

いままで作ったブログが
継続して稼ぎ続けてくれるので
そんな心配もすることなく乗れます。

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このようにブログは
非常に魅力的な稼ぐ手段ですが

稼げるようになるまでは
もちろん大変な部分もあります。

このサイトでは
これからブログで稼いでいくために

必要な考え方や文章の書き方など
ご紹介していきます。

 

 

第1章:ブログで稼ぐために「必要なこと」

冒頭の「はじめに」で書いたように
ブログは投資や転売のように

大きな初期費用をかけることなく
赤字=損をするリスクもなく
稼ぐことができる方法です。

そして一度記事を作成してしまえば
ほったらかしにしていても稼いでくれる
不労所得も夢ではない状況です。

私も4~5年前に書いた記事から
アフィリエイトの報酬が発生しますが

それらの記事は書いてから特に
手直しとかしたこともありません。

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では、このようにリスクもなく
他と比べランニングコストもかからない
ブログではありますが、

稼げるようになるためには
どうしても必要なことが
1つだけあります。

それは・・・

継続することができるか

ということ。

ブログで稼ぐためには
自分のブログに訪問してくれる人、

=アクセスがなければ
稼いでいくことはできません。

そのアクセスを増やすためには
どうしてもある程度文字数のある記事を
数多く作成していく必要があります。

このアクセス数と記事数などを
「魚釣り」でたとえると・・・

ブログの記事数⇒釣竿の本数
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ブログの文字数⇒釣り針の数
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1本の釣竿で釣りをするより
10本の竿を並べてでやった方が、

またそれと同じく1ケの針よりも
いくつも針がついていた方が

釣れる確率が上がりますし、
釣れる魚の数も多くなりますよね?

これがブログでも当てはまり、
記事数や文字数がたくさんある方が
検索にヒットする可能性があがり、

あなたのブログを読みにきてくれる
=アクセス数が増える可能性があります。

そのためある程度の記事数を
継続して作成できるかどうかで

ブログで稼げるかどうかが
大きく左右されます。

ただ、ブログを書き始めた時は
アクセスがないので当然利益も出ず

時間をかけて記事を増産しても
いつまでも収入がゼロという
正直しんどい時期があります。

ここで多くの人は

ブログでは稼げない!(怒)

と、書くことをやめてしまいます。

 

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ブログのアクセス数や収益は
上の画像のように最初のうちは
ずっと横ばいで推移します。

この横ばいの時期が記事を書いても
アクセスもないし利益もでないという
一番しんどい時期で

このままやっていても
ムダなんじゃないだろうか・・・

と、心が折れそうになります。

でもここでやめずに継続していると
急にグンと伸びる時がきます。

ただ、このグンとくるのが
いつなのかは神のみぞ知るなので

信じて継続できるかどうか
ブログで稼げるようになるための
大きな試練、壁と言えます。

では、次の第2章では
ブログを継続することにも
大きく関係する影響する

どんなジャンルで書くか

といった部分など
お話ししていきます。

 

 

第2章:ブログのジャンルやコンセプトを決めよう

 

ブログで稼ぐためには
継続することが大切

ということを
1章ではお話ししましたが、

ブログを継続するうえで
問題となる部分として

・ネタが切れる

・やる気が続かない

といったことが挙げられ、

ネタ切れもモチベーション切れも
どちらもブログを続けていくうえで
厄介な問題です。

そしてこれらの原因の多くが
稼ぎたい気持ちばかりが先走って

自分の好きでもないジャンルで
ブログを書いている場合が
多く見受けられます。

ブログで稼げる分野として

・美容系

・健康系

・ダイエット系

・育毛や体臭など
 コンプレックス系

・恋愛系

・キャッシング系

・FXなど投資系

といったものがありますが、

「稼げるジャンルだから」
ということだけで

興味もない知識もない
ジャンルのことでブログを書き始め

結局ネタ切れになったり
モチベーションが続かない
という状況になっている人が
実は少なくありません。

たとえば化粧もしたことがない男が
スキンケア商品がアフィリエイトで
稼げそうだからとブログを書き始めても

そもそも興味も知識もないから
何を書けばいいのかもわかりませんし、

いろいろ情報収集しようにも
興味がないからやる気がでないし

知らない単語ばかりで
チンプンカンプン・・・。

さらには文章を書いたところで
化粧をしたこともないから
ありきたりな文言に終始して・・・

そんな文章ではブログを見た人の
心を動かすことができないので

アフィリエイトで紹介する
スキンケア商品が売れることがなく
利益が出ることもないし・・・

稼げないし、つまらないしで
ブログをやめてしまうという
負のスパイラルに・・・

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ではどういうジャンルで
ブログを書いていくのがいいのか。

それは・・・

①好きなことや趣味

②仕事のこと

これらを生かして
ブログを書くのがいいと思います。

 

まず「①好きなことや趣味」
ブログを書いていくのを
解説していきます。

永年親しんでいる趣味や、
自分が好きなことであれば

ブログを書くための
情報収集や勉強をするまでもなく
様々な知識を既に持っています。

そして趣味であれば
好きだからこそ気がつける
変わったネタを切り口にして
ブログを書くことだってできます。

たとえば、
下の画像を見てください。

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これは自分の車を
洗車をしている時に
スマホで撮ったものですが

これはブログのネタになる!

と思って写真を撮ったんです。

なぜそう思ったかというと、
ここまでツルツルになるまでに
どれぐらいの距離を走れたかで
ブログが書けるな~と思ったから。

クルマが好きでもない人からしたら
ただすり減ったタイヤでしかありませんが

クルマが好きな自分にとっては
これをネタにして記事が書けると
ひらめいたわけであります。

で、このすり減ったタイヤを
きっかけにして

どれぐらいの距離を走れたか

次に履き替えたタイヤの
銘柄や値段はいくらかだったか

交換してフィーリングはどうか

といった記事が作れるわけです。

こういうブログの記事を作ると
クルマのことやタイヤのことを
検索している人が訪問してくれます。

このように趣味のことは
好きだからこそ気がつけることなど
オリジナリティに富んだ記事を
作っていくことができます。

 

趣味や好きなことで稼いでいる事例

・アイドル好きの女性

⇒アイドルのコンサートが
地方であると周辺の宿泊施設が
満室で止まれなくなるのに着目し
ホテル予約のアフィリエイト

⇒コンサート会場限定グッズなど
グッズの名前をキーワードにブログを作り
アイドルグッズ買取のアフィリエイト

 

・ブランド品が好きな女性

⇒ブランド名、商品名をキーワードに
ブログを作ってブランド品買取の
アフィリエイトを紹介

 

・アダルト好きの男性

⇒女優名、ジャンルをキーワードに
記事を作成し動画配信サービスの
アフィリエイトを紹介

これらの事例はほんの一部ですが
アフィリエイトの案件は
探すといろいろとあるので

自分の好きなことや趣味と
アフィエイト案件を
うまく組み合わせて記事を作れば

それこそほったらかしでも
手堅く利益をあげてくれる状況を
生み出すことも夢ではありません。

 

 

次に「②仕事のこと」
ブログを書いていくのを
解説していきます。

これはどのような仕事をしているかで
左右されてしまう部分もありますが、

たとえばあなたが不動産の営業や
保険の営業をしているとしたら
大きく稼げる可能性があります。

なぜかというと、
高単価のアフィリエイトがあるから。

【不動産一括査定】
【保険の見直し相談】

といった案件は
査定や相談の申し込みがされると
1件1万円前後の報酬が得られます。

そのため人気のあるジャンルで
ライバルが多く難しいと言われますが

あなたが不動産や保険の
仕事をしているのであれば

日々の仕事で経験した
様々なケースをもとに記事を
書くことができるので

ただ報酬目当てで記事を書いている
「素人」のブログとは一線を画した
内容の記事になります。

また、普段仕事をしているからこそ
思いつけるような切り口の記事など

他にはマネできない
あなただけの記事によって
SNSなどでもシェアされたりすれば

検索以外でのアクセスが
集まってくれる可能性もあります。

あなたの仕事とうまくマッチする
アフィリエイト案件があれば
それらを組み合わせることで

大きな収益を上げることも
夢ではありません。

 

“YMYL問題にはご注意を”

先程、あなたが不動産や保険の仕事していれば稼げる可能性が・・・というお話をしましたが、

「YMYL」=Your Mnoney Your Lifeというお金や人生に関わることを書いたブログやサイトの検索結果に表示する基準が厳しくなっています。

下記の記事が参考になりますので詳しくはご覧ください。
https://pecopla.net/seo-column/how-about-ymyl

 

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どんなことで
ブログを書けばいいのか。

これからブログを始めるうえで
いちばん最初に悩む部分ですが

「稼げそうなジャンルだから」

といった決め方ではなく、

まずは自分自身を見つめ返して
好きなことや趣味、仕事といった

「自分がもっているもの」

でブログを書いていくのが
大切だと思います。

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この「自分がもっているもの」を
把握しないでブログをはじめ

稼げないからどうすればいいか

と、相談を受けたことがあります。

その方が取り組んでいたのは
健康や美容、料理といった
生活系、ライフハック系ブログを

外注のライターに記事を
書いてもらっていましたが、

1記事1000円近くも払って
80記事とか公開したものの

アクセスもないし、
収益も上がらないし、

外注費ばっかりかかって
大赤字だということで。

で、その方(40代男性)の
ブログを見せてもらったところ
いや~ひどい内容・・・

パッと見はそれらしい感じですが
文章を読んでいくと内容的に
何が言いたいのかわからないような

ただ文字数が多いだけの
支離滅裂な文章で・・・

その方にその旨を伝えると、

別に美容とか興味も知識もないけど
稼げるジャンルだからやってる

外注ライターが作った記事は
読んでも内容がよくわからないから
そのまま公開している

といっていたのが
非常に印象的でした。

 

じゃあ、何が興味あるのかなど
話しを聞いてみると

・英語はペラペラ

・輸入業務に携わっている

というではありませんか!

アメリカの商品を輸入し、
交渉して販売代理店の権利を
獲得したりと

非常にいいネタを
もっているなと思ったので

ビジネス英語や、
欧米企業との交渉などを
ブログにすればいいんじゃと
提案してみたところ、

自分の英語力なんて・・・
別に大したもんじゃないんで・・・

という返答が・・・

 

で、その方、
自分の強みである
英語のブログは作らず

鳴かず飛ばずの生活ブログを
200記事ぐらいまで外注ライターに
作成させたものの

結局収益が上がらず
外注費で大赤字にだけなって
ブログをやめてしまいました・・・。

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自分のことは、
自分が一番わからない

とは昔からよく言われますが、

自分の好きなこと、趣味、
特技や強み、仕事のことなどを
客観的に把握できたとしても

次に問題となるのが
前述の相談してきた方のように

私なんて・・・

とか、

自分より上の人がたくさんいる

なんていうふうに
自分のことを過小評価し

ブログに表現することを
ためらってしまう問題がでてきます。

 

たしかに自分よりもレベルが
上の人を考えたらキリがありません。

ここで覚えておいてほしいのが

ブログを書くのは
自分よりもレベルが下の人、
初心者に向けて書くということ。

 

自分のことを過小評価することなく
好きなことや趣味、仕事などで

これまで経験してきたことや知識を
初心者に向けて書く意識でブログを
臆することなく書いてみてください。

これがブログで稼ぐための
第一歩となります。

まずは自分のことを分析し、

・好きなことは何か

・趣味は何か

・仕事のことで何か書けるか

・特技や強みは何か

・情熱を持っていることは何か

ということを把握し、
それをブログで表現しましょう!

 

 

第3章:無料ブログと独自ドメインでワードプレス、どっちがいいか

ブログを始めるにあたって
次にポイントとなってくるのが

無料ブログじゃだめ?

っていうことじゃないでしょうか。

無料ブログの一番の魅力は
その名の通り「無料」、

ランニングコストがかからず
タダで運営できることから

無料ブログで始めて
稼いでいきたいという人が
少なくないように感じます。

たしかに無料ブログは
タダなのはメリットですが

ブログを資産として構築し
稼いでいくなら致命的な
欠点があります。

 

無料ブログの欠点①:アドセンスの審査が通らない

アドセンスとはブログ内の
広告がクリックされることで
収益が発生するブログで稼ぐための
大切な収益源ですが、

無料ブログではこのアドセンス広告を
自分のブログに配信してもらうための
審査に通すことができません。

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出典元:https://www.webcg.net/articles/-/40852

 

上記画像の赤く丸で囲んだ広告が
自動で配信されるアドセンス広告。

このように記事中の広告を
普段目にしていると思いますが、

広告がクリックされることで
ブログの運営者(=あなた)に
グーグルから報酬が振り込まれます。

無料ブログでは
このアドセンスの審査を通せないので
自分のブログに広告を掲載できません。

 

無料ブログの欠点②:アカウント停止のリスク

次に無料ブログの欠点として
「アカウント停止のリスク」
挙げられます。

仮に無料ブログで
アフィリエイトで稼げるようなり
1ヶ月に40万や50万の報酬が
出るようになったとします。

でもそんな矢先、
急にアカウントが停止されたら

あなたのブログの収入は
一気にゼロになってしまいます。

 

あなたは何も問題なく
ブログを書いているつもりでも

気がつかないところで
無料ブログの「規約」に抵触し
アカウントが停止する可能性は
ゼロではありません。

せっかく何十万、何百万と
稼げるブログに育ったとしても
今までの苦労が一瞬で水の泡に・・・

また、アカウント停止リスクとともに
無料ブログのサービス自体がなくなる
といったリスクも内包しています。

先日も大手の無料ブログ
「yahooブログ」がサービス停止を
アナウンスし話題になりましたが

無料ブログを運営する企業が
急にやめるということもあり得るのが
無料ブログの恐い部分であります。

 

 

おすすめはワードプレスでブログ

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「ブログで稼ぐ、資産を構築する」
というふうに考えているのであれば
無料ブログで記事を作成するのではなく

多少のコストはかかりますが
ドメインを取得しワードプレスで
ブログを作っていくのがおススメです。

ワードプレスとはざっくり言えば
無料で使えるブログツールで、

いまあなが読んでくれている
このページもワードプレスで作成しています。

ワードプレスは機能性の高さや
カスタマイズの自由度も高く、

無料ブログのようないかにも
日記テイストな見栄えではなく
ホームページのような仕上がりに
することもできます。

では、「多少のコスト」は
どこで発生するかというと・・・

ドメイン代:1000円程度/1年
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サーバー代:1000円程度/1ヶ月
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これら合計で年間1万3000円程度、
1か月あたり1000円ちょっと
コスト=固定費がかかります。

独自ドメインを取得し、
ワードプレスでブログを運営するのは

無料ブログと異なり
多少コストはかかりますが、

・アドセンス広告の審査

・アカウント停止リスク

を考えると、資産としての
ブログを作るなら独自ドメインを
取得するのがおススメです。

ドメインの取得や
レンタルサーバーなどの関連情報、
アドセンスの審査に関しては
以下を参考にしてみてください。

ドメインの選び方参考記事
https://serverkurabe.com/select-tld/

ドメイン取得の参考業者
https://muumuu-domain.com/

・レンタルサーバー比較
https://serverkurabe.com/shared-list/

 

※私はエックスサーバーを使って6000記事以上運営していますが容量は200GBの一番下のプランで問題なくできています。(画像もかなり使ってますけど。)

・取得したドメインを
サーバーに設定する仕方
https://yosiakatsuki.net/blog/mumu-xserver-domain/
(ムームードメインとXサーバーの場合)

・アフィリエイトするためのASP登録の参考ブログ
https://webyablog.com/302018101379/

 

第4章:ブログの書き方

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ブログで収益を上げる方法としては
広告がクリックされると報酬が入る
「アドセンス」と、

自分のブログで紹介した
商品やサービスが購入されたり
申込みされるとバックマージンとして
報酬が入る「アフィリエイト」の
2つが代表的なものになります。

さて、この章では「稼ぎ方」にあわせた
ブログの書き方を紹介していきます。

 

アドセンスでの書き方

アドセンスの広告収入を
メインで考えてブログを書くなら
乱暴に言ってしまえば

アクセスが集まるなら何でもいい

と思います。

ブログを見にきてくれる人が多ければ
広告がクリックされる可能性が上がり
収益が発生しやすくなります。

ブログに設置したアドセンス広告が
クリックされる確率=クリック率は、

だいたい
0.5%~1%前後。

100~200人がブログを見にきてくれて
広告が1回クリックされる計算ですね。

そのため自分のブログに
どれだけアクセスが集められるかで
収益が左右されてきます。

 

では、アクセスが集まれば
何でもいいとは言いましたが

これから書き方の参考例を
ご紹介していきます。

 

 

書き方①:備忘録

自分が忘れないように記録する
メモ的なものが備忘録ですが

たとえばあなたが乗っているクルマの
エンジンオイルを交換したとしたら

・愛車の名称やグレード

・交換したエンジンオイルの銘柄

・オイル交換した時の距離数

・交換したお店の名前

・値段はいくらくらいか

・交換後のフィーリングなど感想

といったことなどを
備忘録的にブログにするだけでも
立派なコンテンツとなります。

なんでこんな備忘録=メモ的なものが
立派なコンテンツなのかというと、

同じ車に乗っている人が
オイル交換を考えている時に

どんなオイルがいいかな~と
「車種名+オイル交換」などで
グーグルやyahooで検索した時に

あなたの備忘録で書いたブログが
検索結果にヒットして見にきてくれる
可能性があります。

 

書き方②:レビュー、口コミ

あなたもネット通販で買い物する時など
レビューや口コミを参考にすることが
あると思いますが、

これを自分のブログでも記事にして
発信するのもおススメです。

たとえばあなたが
キャンプやアウトドアが好きで
「アウトドア系ブログ」を書くなら

・アウトドア用品の良し悪し

・キャンプ場の独自評価

なんてことを
レビューしていけますよね。

このようなレビューや
口コミ形式でブログを書けば

何か物を買う時や
どこかに出かける時に調べる
検索ユーザーのアクセスが望めます。

 

 

書き方③:日記

次の書き方の参考事例としては
日記形式で記事を書くということ。

たとえばこれが有利で
必ずやった方がいい人は
自分でビジネスをしている人。

たとえば内装の職人さんなら、

・施工内容

・地域

・どんな作業をしたか

・仕上がりの状況

なんていうことを
日記として毎日綴っていけば

ブログを見た方から
問い合わせがきたりと
仕事にも大いにプラスになります。

私も過去に車のシートを
タバコで穴をあけてしまった時に

「車 シート 修理」

と、ネットで検索して
とある業者さんのブログを見たんです。

で、日記形式でいろいろなクルマの
修理実績がブログにでているのを見て

・あ~こんな高級車もやってるんだ

・こんなひどい傷が
 新品みたいにキレイになるんだ

・この人、ちゃんとしてそうだな

なんていうことをブログから感じて
その業者さんに修理を
お願いしたことがあります^^

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書き方①~③に共通するポイント

さて、アドセンス広告の収益を
目的としたブログの書き方として
3つのパターンをご紹介しましたが、

これら①~③に共通する書くときに
大切なポイントがあります。

それは・・・

固有名詞を意識する

ということ。

①備忘録の場合では
・愛車の名称やグレード
・オイルの銘柄
・オイル交換した店舗名

 

②の口コミやレビューでは
・商品名
・キャンプ場の名称

 

③の日記形式では
・施工内容(名称)
・地域名

 

といったように
固有名詞のことが
いろいろでていましたよね?

あなたもネットで検索する際のことを
思い出して欲しいんですが

「固有名詞」+「○○」

といった検索キーワードを
入力することも多いと思います。

だからブログの記事の中にも
検索されるであろう固有名詞を
タイトルや文中にしっかり書かないと

検索結果にあなたのブログが
ヒットしない=アクセスが来ない
という悲しい状況になってしまいます。

 

あと余談ですが、
この固有名詞に関連したもので

特定の人にしか通じない言葉

を使うというのも
場合によっては効果的です。

たとえばクルマでいえば
エスティマハイブリッドって
ありますよね?!

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このトヨタのミニバン、
エスティマハイブリッド乗りの
好きな人たちの中では略して

「エスハイ」

なんて言ったりもします。

アルファードハイブリッドは
同じく略して「アルハイ」なんて。

エスティマやアルファードの
ハイブリッドに乗っている

「好きな人たち」に向けて
ブログを書くのであれば

アルハイとかエスハイっていった
スラング的な単語を多少織り交ぜると

この記事書いてる人、
わかってるね~^^

と、親近感をもってもらえたり
メリットがあります。
※もちろん使いすぎはうるさくなるので注意

 

ただ、この手のスラングを使うのは
あくまで「理解できる特定の人」に
向けてブログを書く場合であって

一般大勢に向けてブログを書くなら
読んでいる人が理解できなくなるので
注意しないといけませんよ、念のため。

 

 

“お役立ち無料ツール”

登録などなく無料で使えるので
ブログを書く際に参考にしてみてください

【検索数チェック】
https://aramakijake.jp/

【複合キーワードチェック】
https://kitsune-room.com/tools/keysearch/

 

 

 

アフィリエイトでの書き方

では次にアフィリエイトで
稼ぐためのブログの書き方に関して
話しをしていきます。

アフィリエイトとは前述したように
自分のブログで紹介した

・商品

・サービス

・資料請求

などが購入されたり申し込みされると
バックマージンとしてあなたに

数百円とか案件によっては
1万円前後も利益になります。

このアフィリエイトで稼ぐために
まず最初に手っ取り早いのは

アドセンス目的の日記や備忘録で作成した
ブログ記事にアフィリエイト案件も混ぜる
というもの。

 

たとえばこちらのブログが
いい例だと思います。

リンク元:クロウの休日
http://unpluggedowl.com/smart-mist/2/

 

こちらのブログの方、
スマートミストという洗車用品を

使ってみたレビューを
記事にしていらっしゃいます。

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引用元:クロウの休日 http://unpluggedowl.com/smart-mist/2/

 

この記事の最後の部分を
キャプチャーしたものが上の画像ですが
赤く丸で囲んだ部分がアフィリエイト。

記事の中でレビューしてきた
洗車用品=スマートミストの
amazonと楽天のリンクが貼られています。

このレビュー記事を読んだ人が
スマートミストっていいかも、
ちょっと欲しいな~って思った時に

タイミングよくこのような
購入できるリンクが貼ってあれば

このアフィリエイトリンクを通じて
購入してくれる可能性がありますよね?!

思わずポチッとって感じで。

そしてアフィリエイトリンクを
クリックしてくれてamazonとか楽天で
実際に購入されると報酬が発生します。

こういった流れが
アドセンス目的の日記や備忘録で作成した
ブログ記事にアフィリエイト案件も混ぜる
というものになります。

 

~洗車用品のアフィリエイトリンクで使用されていたのはブログパーツの「カエレバ」というものになります。どのように作成するかは下記リンク先のブログが参考にしてみてください。~

https://agousa.com/kaereba/

 

 

さて次にアフィリエイト案件を
メインにした記事の書き方を
説明していきます。

先程の洗車用品のブログでは
「記事の内容」にあわせて
アフィリエイトするというものですが

ここから説明するのは
「アフィリエイト案件ありき」
記事を作る場合の書き方例となります。

たとえば「背中ニキビ」をキレイにする
クリームのアフィリエイト案件を
ブログで紹介するとします。

 

アフィリエイトの記事を作る際に
多くの人がやってしまいがちなのが

・背中ニキビをキレイにするならコレ

みたいな直球勝負な切り口で、
記事の中身を見てみると

こんな貴重な成分やあんな成分が
このクリームには入っているから
背中のニキビがキレイになります!

といったような
商品の内容に終始するようなもの。

後発組のあなたが
このような記事を作っても
まず検索結果にもでません。

=アクセスも全く来ないし
当然アフィリエイト報酬も
発生しない状況です。

アフィリエイトで稼ぐための
記事を作る考え方としては

直球勝負しない

というのが大切です。

ではどのような
考え方で書けばいいのか。

例えばこの背中ニキビクリームで
アフィリエイトの記事を作るなら
こんな感じ・・・

 

 

【記事タイトル】
結婚式まで1ヶ月!花嫁が忘れがちな5つの注意点とは

 

背中ニキビなのに
なんで結婚式?花嫁??

って思うかもしれませんが、
どうして背中ニキビクリームが
結婚式やら花嫁という切口になるのか。

まず、このクリームを
使う人って誰だろう?
って考えたんです。

もちろん背中のニキビを
キレイにしたい人が使いますよね?

次に考えたのは
なんでキレイにしたいんだろう
っていうこと。

その理由は、

・恥ずかしいから

・見た目が良くないから

っていう理由かな~と想像しました。

次に考えたのは
見た目が良くないから
恥ずかしいって思うのは
どんな時かな~ということ。

背中のニキビが見えて
恥ずかしいっていうことは

・裸、またはそれに近い状況

であるということが推測されます。

では、裸やそれに準じた露出度で
背中ニキビが見えたら恥ずかしい
と思うシチュエーションはと
連想をしていくと・・・

・友達と温泉に行く

・海水浴やプールに行く

・サウナに行く

・彼氏と初めてのお泊りデート

・結婚式のウェディングドレス

などが思い浮かべられます。

このように連想していった結果
背中ニキビクリーム×花嫁という
切り口にたどり着いています。

 

アフィリエイト案件に対して

・どうしてこの商品を買うんだろう

というように
なんで? どうして?
と考えていくことで

ライバルのいない
独自の視点な記事を作れます。

では次に記事の中身に
いってみましょう。

 

 

【記事書出し】
あと1ヶ月で結婚式^^

でももう少しで結婚式というなかで
花嫁が忘れていがちな注意したい
ポイントが5つあります!

タイトルもそうですが記事の中身も
背中ニキビクリームとは関係のない

花嫁が忘れていがちな注意点

という内容になっています。

そして結婚式を控えた花嫁に
役立つ情報=5つの注意点を書いていき

最後の最後で
あと忘れがちと言えば・・・
というような枕詞とともに

背中やデコルテの
ニキビとか黒ズミとか大丈夫?
っていうように話題を振り、

まだ間に合うから
こんなニキビケアしてみればと
例のクリームを紹介する・・・

っていうような流れが
アフィリエイトの記事を書く
ひとつの型となります。

 

この書き方のポイントは、

直球勝負をしない切り口

読者に役立つ情報を提供してから
アフィリエイト案件に話しを展開する

という2点になります。

直球勝負だとどうしても
強力な競合サイトが数多くあって
そもそもグーグルとか検索結果に出ず
アクセス自体がない状況になります。

だから切り口を変えて記事を作るのが
後発でアフィリエイトを行うには
大切なポイントになってきます。

また、読者に役立つ情報などを
先に記事に書いていくことで

読者に「売り込み臭」を
感じさせにくくする効果がありますし

先に書いた役立つ情報が
「なるほど!」と思ってもらえれば

後半のアフィリエイト部分で
「この人が言うなら・・・」と信用して

アフィリエイトで紹介したものを
購入や申込みに進んでくれる
可能性も向上します。

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ブログを書くときに注意したいポイント

ここではブログを書くときに
忘れてしまいがちな注意点を
ご紹介していきます。

 

①主張した後は理由を述べる

「○○なんです」
「×××したらダメです」

といったような主張をしたら
そのあとにちゃんと理由を述べないと

「なんで??」

と、読者に疑問を残してしまいます。

この疑問がたまっていくと
文章に信頼感が無くなりますし
読んでいて疲れてくるんです・・・

信頼感がなくて読み疲れる文だと
読者はあなたのブログを閉じて
離脱してしまいます。
(もちろん収益にもつながりません・・・)

 

普段会話している時のように
目の前に人がいる時には

あなたが「○○したい」と主張すれば
相手が「どうして?」と聞いてくれます。

でもブログでは相手がどうして?とは
聞き返してくれません。

目の前に相手がいないから
文章の時にはついつい主張ばかりに
なってしまいがちですが、

目の前にいないからこそ
「主張した後は理由を述べる」
ことは注意したいポイントです。

 

 

②ブラウザチェックをする

ブラウザチェックとは何かというと
書き上げた自分の記事をスマホで見たり
パソコンで見たりとチェックすること。

このチェックも非常に大切です。

 

パソコンだとキレイに見えてても
スマホだとレイアウトや1行の文字数が
グッチャグチャで読めたもんじゃない
なんてことが少なくありません。

レイアウトが崩れてたり
めちゃくちゃになっていたら
読みにくいですよね?!

せっかくあなたのブログに
読者の方が見にきてくれても
パッと見た瞬間に

・レイアウトがグチャグチャ

・改行がめちゃくちゃ

・改行が全くなくギッチリな感じ

・文字が小さすぎる

なんていう状況だと
どんなにいい記事であったとしても
読まれることなく閉じられます。

 

人は見た目で9割決まる

 

なんていうふうに言われますが
ブログでも同じことです。

特にアフィリエイトを
目的にしたブログでは致命的で

だらしない恰好をした営業マンから
何か物を買ったりしたくないですよね?

だから記事を書き終えたらスマホや
パソコンなどいろいろなデバイスで
見た目をチェックするということは
忘れずにしたいところです。

 

 

第5章:Q&A

これまでブログに関して
質問を受けてきたことについて
Q&A形式でご紹介していきます。

【Q1】
どれぐらいで稼げるようになりますか?

⇒だいたい3か月程度は少なくとも・・・という話しがネットを見るとよくありますが、私は1年ぐらいかかりました。元々パソコンは苦手で会社員時代もパソコンにトラブルがでると詳しい人に丸投げするような感じで「ブログ?人の日記見て何が楽しいんだ?」程度でしたし、まわりにブログをやっている人もいなかったので自己流でスタート。

何も考えずに適当な記事を書いては広告を貼りまくって・・・みたいな調子だったので当然結果は出ず、いろいろ調べたりして「自分の型」が見つかってからは1ヶ月にアフィリエイトで10万稼げるようになって、次の月は30万、40万、60万、100万越えとおもしろいように報酬が増えていきました。今思うと1年間稼げない時に辞めなくてよかった~っていうのと、わからないなりにいろいろ調べたり、勉強したのがよかったです。

 

【Q2】
パソコンはネット使うぐらいで何もわかりませんが私でもできますか?

⇒Q1の所でも書きましたが私もネット使うぐらいしかできませんでしたし、いまもパソコン用語とかチンプンカンプンです。そんな私でもやれているので大丈夫です。

「習うより慣れろ」という言葉がありますが、まさにこれが当てはまりとにかくやってみるのがおススメです。そしてわからないなりに色々といじってみてください。いじってみた結果、レイアウトがグチャグチャになったりブログの画面が真っ白になったりどえらい目にあうかもしれませんが、「こうすると、こうなっちゃうんだ」と学べますし、それを復旧するためにいろいろと調べて試してみて直らなくって、試行錯誤して復旧して・・・というのが後になってから非常に生きてきます。痛い思いして苦労して身をもって学んだことは忘れませんし、自分の大きな財産になりますから。

 

【Q3】
記事は毎日更新しないといけないんですか?

⇒以前は「毎日最低1記事投稿、100日連続で」なんていうマッチョなことが言われていましたが、いまは毎日である必要はないとは言われています。しかし毎日投稿していった方が結果が出るのは早くなると思います。

また、ブログを書くことが「日常」になっていない状況ではできれば毎日のように投稿して自分の習慣になるようにするのがいいと思います。慣れるまでは正直書くのが面倒に感じると思いますが、続けていくうちに何も考えずに書けるような感じになりますのでそれまでは頑張っていきましょう!

 

【Q4】
文章力ってどうしたら上がりますか

⇒文章力に限らず、タイトルの付け方や画像の使い方などいろいろな面でスキルアップできて、タダで今すぐできるおすすめの方法があります。

それは、自分自身を観察するっていうこと。

自分を観察するとはどういうことかというと、たとえば普段ネットを使う時にどんなキーワードで検索したか、検索結果に出てきたいろいろなサイトの中からどんなタイトルを見てクリックしたか、それともクリックしなかったのか・・・といったことを観察するんです。第三者視点で。

また、検索結果からサイトやブログへ飛んでみた時に、パッと見ただけですぐに閉じて検索画面に戻っちゃう場合ってありますよね?それも自分自身を観察してみてください。「パッと見ただけで読みもしないで閉じた」理由があると思います。

自分自身を観察して「なんでそうしたのか」「なんでそうしなかったのか」という記憶を増やしていくことで自分がブログを作る時にも大いに役に立ちます。

文章だってそうです。読みやすいブログ、見にくいブログ、思わずアフィリエイトリンクをクリックしてしまった流れのいい文章など、普段ネットを使っている中で自分自身の感情などを観察することで「こういうふうに書けば読みやすいんだな」とか思うことがあるはずです。

意識して自分自身を観察して感情の変化、どんなふうに感じたか、どう思ったかなど記憶を増やしていってみてください。寝てる時以外はいつでもタダでできるおすすめのスキルアップ法です^^

 

【Q5】
SEO対策ってどんなことしてますか

⇒今は特にこれといったことはしていません。被リンクがうんぬん、SEOに強いワードプレスのテーマを使って・・・とか調べるといろいろありますよね。そういうことも試してみたことはありますが、1日に1万アクセスとかあったブログに被リンクを購入して貼ってさらにアクセスがくるブログにしようと思ったら逆にじわじわアクセス数が落ちていってある日急に200アクセスとか激減したんです。

この急減する前にやったことと言えば被リンクを買ったことぐらいだったので逆効果になることもあるんだな~と勉強になりました。

他の自分のブログではペナルティを喰らったであろうアクセス数の急減の時にはSEO的にマイナスと思われる部分を改善したことがありますが、「これってNGなんだ!」とこの時も勉強になったことがありましたのでその時に参考にしたブログのリンクを貼っておきます。

https://omoidasecom.blogspot.com/2011/11/google.html

 

 

第6章:最後に

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私はブログのおかげで
大げさに言えば人生が変わりました。

元々ブログを始めたきっかけは
社員3人の小さな会社で働いていた時

会社の資金繰りが悪くなって
給料がでなくなったり

年末調整ももらえなかったりと
けっこう刺激的な状況だったときに
バイトする時間も体力もなかったので

ブログで多少の足しになればと
始めたのがきっかけでした。
その後給料が10か月もらえず、その会社は潰れました~

 

当時乗っていたクルマは
社会人になった時に新車で買って
15年も乗ってて20万kmの過走行車で

「俺のクルマ人生これで終わりか?」

と、クルマがすべての自分にとって
けっこう真剣に思ったのを覚えています。

でも、ブログが毎月100万~150万も
稼いでくれるようになって・・・

blog-0022

 

こんな感じに車雑誌や動画でしか
見ないようなクルマに半年や1年で
買い替えまくって早8台・・・

給料も出ずにクルマ人生に絶望していた
あの時には200%想像できなかった

夢のような生活ができているのは
本当にブログのおかげで

まさに「濡れ手に粟」
簡単に利益がでて笑いが止まらない
そんな状況になっております。

でもこんなふうに
楽に稼げる状況になるまでは
正直つらい部分があります。

 

冒頭でもお話ししたこの図。

blog-007

 

なかなか最初のうちは
作業に費やした時間や労力に
比例して右肩上がりに収益がでる
なんていうことにはならないので

このまま続けても
ダメなんじゃないか・・・

と心が折れそうになります。

でも先が見えない中でそれでも
ブログの可能性を信じ継続した先に
急に突き抜ける時がきます。

そしてブログを書いていくことで
自分が書いたブログをYoutubeに
派生させて稼ぐこともできますし、

ブログをもとにリストを集めて
稼ぐこともできます。

なんだかんだいって
ブログというベースがあれば
いろいろと稼ぐ展開ができるので

まずはあなたも手を動かして
記事を書いていってみませんか?!

 

貯金10万から1人で起業して6年。なぜ生き残れてるのかを振り返ってみる話し

一人で起業

貯金が10万しかない状況から起業して早6年。

なんで貯金10万しかなかったかというと、起業する前に勤めていた社員4人の会社、資金繰りが悪くなったせいで1年近く給料もらってなかったんです。ボーナスだってないし、年末調整だって資金繰りに回されて在籍してた5年間で1度しかもらってないし(笑)

で、貯金を崩して生活してたからほぼスッカラカンの10万円。

勤めてた会社は私が独立起業した1か月後に潰れました。。。

 

自分の担当していた事業部は仕入先への支払いの滞りが度重なったことによって取引停止が相次いでいたので潰れる1か月前に社長から「もうこの事業はやめるが、どうする?」と聞かれ、

「じゃあ、自分でやります・・・。」

っていうのが起業のきっかけで、こっちの事業の方は問題なかったのですが仕入先に支払わなきゃいけない分のお金も赤字部門に流用されてしまって2~3ヶ月分ぐらい各社にツケがたまり取引停止が続出し事業の継続ができなくなってしまったっていう状況。

いま思えばドン底な状況から起業して、運よく生き抜いてこれたわけですが、社員4人の小さな会社に勤めていたからこそ今があると思えるような「運がよかった」ことがいろいろとあります。

そして反面教師として深く記憶に刻み込まれた

・銀行の取り立て

・債権者からの督促

・不渡り回避のための金策

といったような小さな会社だからこそ包み隠さず目の前で繰り広げられたお金にまつわるドロドロとした部分とか。

今回、起業前のサラリーマン時代から振り返ってみてどうして貯金10万で起業して現在まで生き延びていられるのかをお話していこうと思います。これから起業を考えているなら、特に一人で起業するならちょっとした気づきやヒントになれれば幸いです!

 



 

「外資系から零細企業へ転職」編

まず最初に少しだけ経緯をお話ししますと、社員4人の会社に入る前は外資系のメーカーで営業をしておりました。外っ面はカッコよくいかにも「外資」って感じな会社でしたが、一歩中へ入れば昭和バリバリで年功序列な会社でした(苦笑)

 

そんな息苦しさを感じていた30代前半の時に取引先の社長との会食で同席していて紹介されたのが例の社員4人の会社の社長。当時は社長ともう一人しかいない設立間もない会社だったんですが、40そこそこの年齢なのに異様なオーラを発しクールだけど熱いものを持っているその社長に心酔しちゃいまして。。。

 

「こんな社長といつかは仕事をしてみたい」と思いながら飲み友達としてお付き合いをしていたんですが、その日は突然やってまいりました。

残業で残っていて時間は夜の8時半だったでしょうか。その社長からケータイに電話がきて開口一番「どや、うち来んか?」と。

“かまいたちの夜”の香山さんかと思うくらいのセリフでお誘いをいただいたわけですが、下に貼りつけた2BROの動画そのまんまみたいな・・・苦笑

 

 

 

「はい、是非!」・・・とは当然ならないわけで。

不満はあれど安定していて何百人規模の大きな会社から、急に1人2人の吹けば飛ぶような会社に転職するのか?家族もいるし・・・と、あれこれ考えたものの結局1か月後にはその社長の会社にとらばーゆしました。

新規事業を始めるのでその営業として声をかけられたわけですが、任される事業は外資系メーカーの営業でやっていた関連分野だし、ずっと新規開拓の営業をメインにやってきてそこそこ実績を出していたからゼロからのスタートであっても自信はあったので、

不安はあれど自分の力を試してみたい気持ちと閉塞感にあふれた今の会社から出たいという思いが勝って、そんなこんなで社長+1名の小さな会社に転職しちゃいました。

このちっぽけな会社に入ったからこそ学ぶことができて起業に役立ったことや運が良かったことがたくさんあります。これからその学んだことや役に立ったことなどを紹介していきます。

 

1.シビアな利益感覚

まず最初に小さな会社だからこそ学んだことといえばこの「シビアな利益感覚」でしょうか。大きな会社に勤めていれば自分が販売したもの1つあたり幾らの利益になっているのかってあまり意識することはないと思います。そもそも自分が売っても売らなくても毎月ちゃんと給料は出るわけですし。

でも、社員が数名しかいない小さな会社では否が応でも利益を意識させられます。売上じゃありません、利益です。だってどんなに売上があっても手残り=利益が残らなければ自分の給料は出ないわけですから。

今でも忘れもしないのは、転職して1ヶ月目の販売利益。意気揚々とスタートしたもののふたを開けてみれば1ヶ月仕事して利益はたったの20万円・・・

社長と約束した自分の月給は35万、その他営業経費などを考えれば会社にとっては大赤字な状況なわけで。。。いや~これはショックでした。

社長がやっている事業の方はその当時利益がでていたから、自分の給料は約束通り振込んでもらえたわけですが、自分が結果を残せなかったことで会社に損害を与えていることが明確に突きつけられ、大きな会社に勤めていたら感じることのない利益に対するプレッシャーが心に刻み込まれました。

だって大きな会社だったら極端な話、別に自分一人ぐらいがサボってもよっぽどのことがなければ毎月給料が当たり前のように振込まれるじゃないですか。でも、小さな会社は各個人が自分の給料以上の利益を上げ続けなければ潰れてしまいます。

結果よりもプロセスが大事・・・っていう話はよく聞きますし、それも大切なのはよくわかりますが、起業したら結果=利益がでなければ「死」が待っています。このシビアに利益を意識するという感覚を持てたのは後々起業するのに非常に良かったなと思います。

 

2.すべての業務を自分でやったこと

次に小さな会社だからこそ学べたこととして、営業だけではなく受注、発注、納品書の作成、請求書の作成、クレーム処理、入金と支払いの処理、未入金の取り立て・・・etc.とすべての業務をやっていたのもよかったですね(苦笑)

外資系メーカーで営業をやっていた時には「売ること」しか考えていなかったし、経理部や業務部があったから、そもそも自分の役割として事務的な部分はなかったわけです。

でも転職した小さな会社では「人がいない」から自分の事業部のことは自分でやるしかなくって、注文書や納品書、請求書などの書類もエクセルでフォームをいちから作成したり。

業務的な面では、注文がFAXではいってきたらまずお客さんにFAX受け付けましたよっていうための返信FAXをいれて、工場から製品が出荷されたら納期と運送番号を書いてまたFAXして・・・そして納品書を郵送して、さらにはエクセルの実績表に販売先、販売品目、販売額、仕入れ額、利益、粗利率、仕入れ先を入力してと一連の流れをこなしていき、

月末には請求書を作成して郵送し、月初には仕入れ先からの請求書をまとめ、未入金の顧客へは「行き違いだったら恐縮ですが。。。」と取り立ての電話を入れて入金予定日を社長へ報告したり(苦笑)

特にこの請求書の作成には気を使いましたね~!

例えばですよ、あるお客さんへの請求書が自分の入力ミスで5万円分請求漏れがあったとするじゃないですか。そうすると単純にいって5万の損失ですよね?!さらにその請求漏れした分の仕入れが3万円だったら

5万+3万=8万の損失になってしまいます!

そして仕入れ先からくる請求書も意外と数千円~数万円も間違えて過剰請求でくることが稀にあるのでしっかりチェックしないとそれだって大きな損失になります。

営業として売って利益を上げることも大切ですが、この請求書関係を正確にこなさないと一瞬にして利益が吹き飛び営業した苦労が水の泡になるという感覚も学ぶことができました。

このように業務も一通りこなしたので1人で起業してからも楽でしたよね。注文書とかの書類もエクセルで会社名だけ変えて流用しましたし^^

 

3.入金と支払いサイクルの重要性

これも小さい会社だからこそ身をもって学んだ部分ですが会社を経営するうえで肝となる「資金繰り」の部分。

たとえば350万円の売り上げがあったとします。仕入れは200万円で利益は150万円。営業の仕事をしている人なら150万も利益を上げて俺スゲーみたいな話になると思いますが、会社の経営という部分で見ると入金と支払いがどういうサイクルになっているかも考えないと黒字倒産だってあり得ます。

350万円の売り上げがあっても入金されるのは6ヶ月後、仕入れした200万は翌月末に支払いという状況ならどうでしょうか。5ヶ月間も手元から200万の資金が無くなることになります。

資金に余裕のない小さな会社では「相手に売った分の入金が遅く、自分の仕入れた分の支払が早い」のは致命的です。

 

この入金と支払いサイクルに関して転職した当初、社長から必ず守れと言われたのは最低限「末・末」であるということ。売ったものは翌月末までに入金させ、仕入れたものは翌月末に支払うというサイクルを超えて「入金が遅く支払いが早い」場合には取引するなと。

外資系メーカーで営業していた時には売ることばかり考えて入金・支払サイクルなんて1㎜も考えたことはありませんでしたが、潤沢な資金があるわけではない零細企業の場合には冗談抜きで「生き死に」に関わる資金繰りです。

この、お金が先に出ていく恐怖、お金が手元から減っていく危機感も学べたのも後々の起業に大いに役立ちました・・・

 

4.お金は分けて保管しろ

ある日、デスクで仕事をしていると税務署から社長あてに1本の電話が。どんな電話だったかというと・・・「滞納している消費税を早く支払ってください!」というもの(苦笑)

小さなオフィスで目の前に社長だから、話している内容は筒抜けで。

売上が入金されるときにはお客さんから消費税込で入金されてきます、当然ながら。お客さんから消費税分を預かっているという感じでしょうか。

でも社長、その預かっているものである消費税分も資金繰りに回してしまって払っていなかったんですよね・・・!

こんな経験があったから、自分が起業してしばらくたった時に消費税を支払う用の会社の通帳を新しく作ってお金を分けるようにしました。

1つの口座にまとめてしまうと「勘違い」をおこしちゃうんですよね。例えば口座の中に1000万入っていたとして実際には消費税として納税しない分が400万もあったら自由にできるのは600万ですが、こういう部分をちゃんと分けておかないと自由に使えるお金が1000万あるって思っちゃうんです。

会社を経営すると中間納税だとか源泉だとか忘れたころに払わないといけないお金が急に出てきたりするんでそういう時に慌てないためにも、そして自分の会社がいま本当に自由に使えるお金を正確に把握するためにも税金用にプールしておく口座も初期段階で作っておくのがおススメです^^

 

5.会社ケータイがなかったのは運がよかった

ここでは小さな会社だったからこそ起業後に「運がよかった~」と思えたことを少しお話します。

起業後に運がよかったと思えたこと。それは・・・会社ケータイがなく自分のケータイを仕事でも使っていたっていうこと。

個人のケータイをそのまま仕事で使わせれば会社にとって基本料金がかからないからお得っていう観点で会社ケータイは用意されていなかったんですが、そのおかげで起業してからも今まで通り「お得意さん」が自分のケータイに電話をかけてきてくれましたので。

当時も、そして起業後も仕事の内容としては、とある機械部品を1部上場の大手販売店さんに卸す商社をしているのですが、「○○の××って部品ある?」って感じに現場の担当者たちが営業である自分の方に電話で問い合わせがくるんです。電話が9のFAXが1っていう割合で電話が圧倒的で。

こういう状況だから、もし会社ケータイで仕事をしていたら起業後に電話番号が変わってつながらなくなったことによる損失はかなりのものだったと思います。

自分のケータイ番号が各店舗の電話の短縮番号や店舗のケータイの連絡先に登録されていて、何も考えずに問い合わせをしてきてくれる環境ができあがっていたので、それが電話番号変わりましたっていうことになったらかなりのお客さんがフェードアウトしていったはずです。(起業してから2年目ぐらいまで「会社変わったんですか?」って言う人がいるくらい無意識に電話してきた人もいたくらいでした)

もしあなたも起業を考えているなら、いま会社ケータイにお客さんから嫌になるほど電話がかかってきてても、起業して電話番号が変わった瞬間にパタッと電話が来なくなる=見込んでいた売り上げがたたなくなるリスクがあることは認識しておきたいところです。

 

「給料遅延」からの「給料なしでタダ働き」編

さて、ここからが見どころ?の、「給料が1年近く出ない」というなかなか刺激的な状況になっていきます。

でも、なんで給料でないのに仕事続けてたの?

って思うかもしれませんが、
その理由としてはいくつかあって

・社長に惚れてたから

・小さな会社ゆえの自分だけ
逃げるわけにはいかない的な考え

・いま辞めたら自分が作ったお客さんを
タダで捨てることになる(=もったいない)

といったことが挙げられます。

では、なんで給料がでない状況になってしまったのか。それは会社の資金繰りが厳しくなったからにほかなりません。

私が担当していた事業の方は、会社に大きく貢献するとまではいかないまでも経費や自分と事務員の給料を差し引いて多少は会社に残る程度は利益を出し続けていました。

事業内容的にも、在庫を持つでもなく電話やFAXで注文を受けたものを工場から顧客へ直送するいわゆる「右から左へ」といった商社機能で、入金と支払いも双方「末締めの翌月末」なのでいろんな意味で資金負担がない業態だったんです。

じゃあ、なにが資金繰りを悪化させたのか。

それは、社長が新たに取り組んだ事業が「支払先行型」のビジネスだったことで営業すればするほど資金負担が膨らみ首を絞めていく状況だったからなんですね。

工場向けの設備を製造し販売するビジネスだったんですが、まず最初に売り込み先であるいろいろな工場への「デモンストレーション用の設備」を作らないといけません。もちろん社員数名の小さな会社だから製造は外部委託しますが先にお金を払わないと作ってくれません。

ここでまず1台あたり100万前後の資金負担が発生します。

次に作った「デモ設備」をいろいろな工場へ貸出し使い勝手や経費削減効果があるかなどの実証実験をしていきますが、設置する工場は北は北海道、南は九州など遠い場所ばかりで出張費だけでもバカにならないし、しかも実証実験は3~4か月もかかり・・・

で、実証実験で実績がちゃんと出れば契約に進んで莫大な利益がでるんですが肝心な経費削減効果がないことばかりで・・・

そんな状況だからどこも契約してくれず、じゃあ設備を改良しようとまたお金を突っ込んで改良品を作って契約してもらえなかった工場にリベンジで実証実験をトライするも結果は変わらずで・・・ということを何度か続けていくうちに銀行などからの借入はふくらみ、その返済のために私たちの給料が使われて(苦笑)

そうこうしているうちに私の事業の方の仕入れ先へ支払う分のお金までもが借金返済に回されてしまい、遅延や未払いが続いてほぼすべての仕入れ先から取引停止になって終了⇒独立・起業という流れでして。。。

ちょっと長くなりましたがここでは資金繰りが悪化した状況下でのお金にまつわる生臭い部分や、給料がでなかったことで起業後に助けられたことなどお話していきたいと思います。

 

1.お金は貸してくれる時に借りておけ

社長がよく言っていた言葉があります。それは・・・「銀行は雨が降っている時には傘は貸してくれねぇんだよ」っていうこと。

資金繰りが悪化してきて「雨が降ってきた」から銀行に「傘(お金)」を借りに行ってもそんな時には貸してくれないもんだと。

その数年後、ドラマの半沢直樹で「銀行は雨の日に傘を取り上げ、晴れの日に傘を貸す」ってセリフを聞いた時には思わずうなずいてしまいました。

資金繰りが悪化している最中に、銀行、信用金庫、信用組合といろいろな担当者が会社にきては社長が借り入れの相談をしていましたが、

「今○○○○万あれば、○月には×××万の利益が・・・」みたいな話を資料を出しながら一生懸命やっていましたが、結局どこも貸してくれずヤバい筋も含めノンバンク系に走っていました。

どんなにいい話をしても、決算書類を見れば火のクルマなのはバレバレですからそんなリスキーな会社に貸してはくれないですよね。

そうこうしているうちに元々借入していたメインバンクから「今の残債を一括で返済してもらえれば、新規で〇〇〇〇万を~」なんて話がきたから社長、いろんなとこからお金をかき集めてきて言われた通りに一括繰り上げ返済して新規に借り入れをおこそうと思ったら「やっぱり対応できません」と手のひらを返されて(苦笑)

いや~、衝撃的でした。。。

こういったことを目の前でリアルに見て、感じただけに、自分は起業後1年ぐらいたった時に銀行から借りませんかときた時はすぐ借りておきました。

最初は50万、次がたしか200万、で1100万だったかな?実績を重ねることで貸してくれる額が増えていきましたが、もちろん借りたお金には手をつけませんし、毎月の返済額がいくらで、口座の中にあるお金のうち借り入れ分がいくらというのはしっかり月次の実績表に反映させて会社のお金と借入金を区別できるようにしています。

この借入したお金は万万が一にどうしても資金が必要になった時のために実弾を手元に置いておく保険的な目的で、口座から毎月返済金額が引かれていくだけにしていますが1000万ぐらい借りても月の利子は1万円ぐらいだからいざという時の保険料と思えば、高くはないコストかな~と。

よく銀行に実績を作るために借り入れをしてウンヌン・・・なんて話を聞きますが、どんなに実績があっても会社の経営がヤバくなってれば貸してなんかはくれません。それを前職の時に目の前で見ています。

これからあなたが起業を考えているなら、

 

・どんなに使う用途がなくても
貸してくれる時に借りておけ

・借りたお金には手を付けるな

・借りたお金でビジネスをするな

 

ということを伝えたいと思います。

異論もあるかもしれませんがこれを守れば少なくとも借金の返済ができずに潰れるということにはなりませんので!

 

2.「少額の借金」ほど取り立てが厳しい

これも資金繰りが悪化し窮地に立たされていた時に社長から聞いて「なるほどな~」と感心したことなんですが、

5000万の借金と60万の借金があったとしたら、60万の方が取り立てが執拗で厳しいんだそうです。

5000万のお金を貸している債権者は、もし会社がブッ飛んだら全部パーだからなんとか会社を立て直してもらおうと意外にも協力的だと。「社長、できることは協力しますから!」と。

かたや60万とか少額の債権者の方は、頑張れば回収できそうな額なだけに必死になって取り立ててくると。それはもうカラッカラなボロ雑巾でもう何も出ないような状況でもちぎれんばかりに絞ってくると。

金額の大小で人間の行動ってこうも変わるもんなんだと勉強になったとともに、取り立てられる人間にはならないようにと固く誓ったのは言うまでもなく・・・

あとこれは余談ですが、取り立てと言えばすごく印象に残っているのが債権者たち数名が会社に乗り込んできて「通帳&印鑑 没収事件」ってのがありましたね(苦笑)

自分が担当していた事業の売り上げを赤字事業の支払いに流用して、仕入れ先に支払いをしていなかったから、売り上げが振り込まれる口座の通帳と印鑑を出せ!って押しかけてきて。

社長の手から債権者へ通帳と印鑑が手渡されたシーンは今でも忘れられませんね~。

 

3.ネット副業との出会い

資金繰りの悪化に伴って給料が遅れだし、分割で支払われたり、減額されたりと不安定な状況になっていった頃に「バイトでもしないとやっていけない・・・」と思いはすれど、業務がなかなかにハードで体力的に厳しいのでなにか自宅でできるようなことはないかと思っていた時に、ふと読んでいたメルマガで目に留まったのがコピーライティングという言葉。

パソコンで文章書いてお金がもらえるのか!

と、驚いたことを今でも覚えています。でもこれがきっかけで後々いまの自分の会社の運命を左右するような出会いがあるとは思いもよらず。

早速ネットで文章書きの仕事を検索してみると、当時はクラウドワークスとかランサーズとかのクラウドサービスがまだなかったので依頼主を探して直接メールして仕事くださいって感じでしたが、最初に仕事をくれたところはアフィリエイトサイト用の記事を書くもので800文字×20記事=4000円っていう報酬内容。(コピーライティングじゃなくて、ただの文章書きの外注ですね苦笑)

指定されたURLのページを紹介するっていう内容でしたが、最初は1記事書くのに1時間とかかかっていましたが、慣れてくると15分くらいで書けるようになって時給800円っていう感じで。

給料が出なから少しでも足しにしないとと、狂ったように記事を書きまくって結局1年半ほどやって110セットぐらい=2200記事分ぐらいやりましたでしょうか。報酬も最終的には20記事で8000円と当初の倍までもらえるようになりましたし。

でもずっとやっていると飽きてくるので他にライティングを依頼している人がいないか探してみたところ、いま自分がやっている仕事に関連することでブログを書いてほしいという募集をしている人がいたんです。

この人がいまの自分の会社の運命を左右するビジネスパートナーになろうとはこの時はつゆ知らず・・・

で、早速その人に「今こういう仕事をしていて、あなたの希望の内容とは少し異なるけど〇〇っていう切り口なら文章書けますけど」って感じで提案しつつメールしてみたんです。

返信を楽しみに待っていれどいつまでもメールがこなくて、「あ~無視されたかな~、やっぱダメか~」と諦めたんですが、1か月ぐらいたった時に突然返信が来てブログをお願いしたいと。

自分が提案した内容で構わないからと、用意されたワードプレスの中でブログを書いて1記事いくらっていう仕事を依頼してもらえたんですが、ここで「ワードプレス」を使ってっていうのも運がよかったことで、起業後にアフィリエイトをやる際にもスムーズにサイト構築ができましたから。

で、自分の仕事で扱っている部品のことなどをいろいろ記事にしていったらある日、ブログ依頼主のほうにその記事で紹介した部品を買いたいというメールが来ているから売ってもらえませんかと。

でも当時の会社では個人客はNGで直接販売できないから、ブログの依頼主(個人事業主)に販売して、そこから個人客へ販売するという流れを作ったんです。でも扱っている部品がちょっと特殊だし、ブログ依頼主は部品のことなど全くわからないので自分が個人客へのメールでの対応などゴーストライターとして実務をこなすかわりに、ブログで売れた部品の販売益は折半しようということで新たな取り組みがスタートしました。(まあ、こんなことも小さな会社だからこそバレずにできたのかな?!)

このブログ⇒部品販売という新たな「個人的な収入源」ができたことによって給料が出なくてもなんとか食つなぐことができましたし、さらには起業後もブログ依頼主とはビジネスパートナーとして今も続く大得意先となっています。

ブログの依頼主としても当初僕に記事を依頼したときはアドセンスで月に4~5万でも稼げればいいかなぐらいの考えだったようですが、ホントちょっとしたきっかけで点と点だったものがどんどんつながって大きな流れになっていくもんです。

 



 

「ついに起業、独立」編

さて、給料が出なくて約1年。会社がつぶれる1か月前に社長から呼び出され、自分の担当している事業は「継続できないので今月末で終了するが、どうする?」という話しが。

その前からずっと社長の資金流用によって仕入れ先への支払いが滞って仕入れができない状況になっていたから、今後のことを考えておけって言われてたので別に驚きはしませんでしたが(苦笑)

で、社長へ「自分でやります」と伝え、起業の道を選んだわけですが貯金もない中でどうやって会社を作ったのか・・・など実体験をご紹介していきます。

1.合同会社を10万円の貯金で設立

1年近くも給料が出てなかったので手元の資金はわずかに10万円程度の状況でしたが、いままでの販売先である1部上場の大手さんと継続して取引するには「法人格」が必要なので個人事業主ではなく法人を設立する必要があったんです。

で、ネットでいろいろと調べてて「合同会社」なら安く作れるっていうのがわかったので株式会社ではなく合同会社で設立することに。

ちなみに私は以下の行政書士さんが運営するサイトから申し込んで役所で受理されるまで2週間ぐらいでできました。

 

「かんたん会社設立」
https://kaisyasetsuritsu.jp/

 

サイトが提携しているはんこ屋さんもあって、会社実印、銀行印、角印の3点セットで5000円ぐらいだったでしょうか。とにかくお金がなかったのでハンコ3点セットが安く用意できたのも助かりましたね^^

で、設立にかかったお金としてはトータルで8万ぐらいだったかな?個人の口座を持っている地元の銀行に会社の口座の開設に行って資本金として1万円をいれて、わずかに10万の貯金でも会社を設立することができました。

よく起業を考えてるっていう知り合いなどから「合同会社だと対外的にデメリットはないのか?借入とかで不利なんじゃないか?」なんてことをよく聞かれましたがそんなデメリット、何にもないですね(笑)

そもそもグーグルやアップルのような世界的企業の日本法人だって合同会社ですしね!

まあ、あるとすれば株式会社なら名刺に「代表取締役」とかってかっこよく書けるけど、合同会社が相当するそれは正式には「代表社員」っていう微妙な感じになっちゃうってことぐらいでしょうか?!(ダサいから私は名刺に「代表」としか記載してませんね~)

 

2.起業して最初に感じた「会社員のありがたみ」

人生初となる「起業」をした1日目の朝にまず最初に感じたのは、何もない荒野に一人素っ裸で立っているような感覚・・・

漠然と「誰も守ってくれる存在がいないんだ・・・」っていうこと。

起業 悩み

起業したことで自分を守ってくれるのは自分自身しかいない、どんなに給料が出ないようなダメ会社であったとしても、「会社という組織」に属している安心感というものがあったんだなとイヤでも認識させられました。

もともと数名の小さな会社だったから、フツーの会社と違って自分の身は自分で守るという意識はあったはずですが、やはりいざ起業し独り立ちとなると違うもんです。。。

そして起業当初、常に感じていたのは「明日がない」感じ

「明日がない」感じって何かというと、今日売り上げがあったとしても明日は何も保証されていないことが原因となって感じる漠然とした不安・・・。

会社員であれば売り上げがあろうとなかろうと、給料日になれば給料が振り込まれますが、起業して自営となれば売り上げがなければどんなに頑張っていようと1円も給料はもらえません、当たり前のことながら。

「売り上げがなければ死ぬ」という焦りの気持ちや、今日売り上げがあっても明日も同じように売れる保証は何もない不安が入り混じる何とも言えないスッキリしないどんよりとした気持ち・・・

この感覚は会社員ではなかなか感じることのないことなので、起業を考えているなら覚悟しておきたいポイントです。けっこうヘビーですから・・・

3.気になる会社のコスト、固定費の話し

起業で気になる部分として、毎月どれくらいのコストがかかるのかっていうお話をしていきたいと思います。

この会社運営コストって、業種や業態によってかなりバラツキがあると思うのであくまで私の会社の場合で参考までにですが、

・携帯代⇒約1万(通話し放題)
・インターネット料金⇒約5000円
・インターネットFAX⇒約5000円
・税理士さん⇒4万4000円

合計:約6.2万/月  以上。

私の会社の場合、絶対に必要不可欠な経費としては上記の4点ぐらいです。

 

では会社のスペックはどんなかというと、

・自宅兼事務所で一日中家で仕事してる
・電話はケータイだけ
・社員ゼロ、一人親方(ビジネスパートナーは1人いる)
・商社機能なので在庫とかナシ
・会社員時代に作ったお得意さんとネット販売
(新規に営業とか全然してない・・・)

と、まあこんな感じです。

自宅兼事務所=家が会社だから家賃もかからなければ、交通費もかからない。社員がいないから自分の給料だけ考えればOK。

仕事の内容はメーカー(工場)から部品を仕入れて全国に店舗があるお得意さんへ販売する商社機能ですが自分のところに在庫を持つことはなく(=資金負担や倉庫代などがかからない)お得意さんから部品の問い合わせが来たら工場に電話やFAXで在庫や値段の確認をして、注文が入ったら工場からお得意さんの店舗に直送してもらうという流れ。

いわゆる「右から左へ」っていう感じで、「無在庫転売」ですかね。

会社員時代に全国に営業に行ってお得意さんになってくれていたお客さんが起業後もお付き合いしてくださっているから新規開拓の営業に行く必要もなく。

こんな感じだから、ホント会社運営にかかるコストがほとんどないんですよね。たいした固定費もなく、在庫もしないから先払いの仕入れ資金の必要もないし、借り入れはあれど手をつけていないから返済に追われることもない超低コスト経営だから起業当初の売り上げが低いときでも赤字にならずに利益を残せましたし、おかげさまで何年も会社を続けてこれている理由かなと思っています。

 

これから起業を考えているなら

さて、ここまで私の起業した道のりをお話してきましたが、これからあなたも起業をしたい、しかも1人で起業と考えているなら最後にもう一度お伝えしたいことは・・・

お金を借りて起業するな

これにつきます・・・!

借金さえなければホントに楽ですし、万が一うまくいかなくて失敗、廃業することになったとしても「傷」を最小限に抑えることができます。

開業資金を借入しなければ、いま起業できないのであればそれはするべきではない、いまはタイミングではないと考えてはいかがでしょうか。

そしてこの借金と同じく「固定費」もいかに抑えられるかも重要なポイントです。借金がなく固定費もミニマムに抑えられればそれだけ成功確率、会社の生存率が上がりますので。

「起業なんかしなきゃよかった・・・」なんて後悔することにならないためにもご参考になれば幸いです!!

 

 

 

 

 



 

 

 

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